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アカデミー賞のお話

こんばんは、こうすけです。

 

毎年この時期の楽しみがありまして。

それは、アカデミー賞の授賞式を見ること。

もう、放送日当日は、極力色んな情報を遮断します、そうでもしないと、すぐに賞レースの結果が目に、耳に入ってきてしまいます笑

 

アカデミー賞は、誰が俳優賞を取るのか、監督賞を取るのか、どの作品が最優秀賞を取るか、そう言った賞レースの結果が楽しみなのはもちろんなのですが、様々な俳優が行う賞のプレゼンテーターとしてのコメント、歌手たちによるパフォーマンス。ただの授賞式とは違って、式そのものがエンターテイメントとして楽しめます。

今年も、様々なパフォーマンスを楽しむことが出来ました。

日本公開前の映画が賞レースに上がることもあるので、それを見ると、気になって仕方なくなります。

先日見に行った『ジョジョ・ラビット』が脚色賞をとっていて、個人的にかなり嬉しかった。

これから、ますます今年の映画が楽しみになる、そんな1日でした。

『ナイブズ・アウト』

こんばんは、こうすけです。

 

今日は、ずっと前から公開を楽しみにしていた『ナイブズ・アウト』という映画を見てきました。

 

匿名の人物から依頼を受けた、紳士探偵ブノワ・ブランが、大物推理小説家の自殺事件に挑みます。

容疑者は、推理小説家の親族全員、果たして、本当に自殺なのか、それとも他殺なのか、他殺ならば、その動機は?

親族達の様々な思いが巡る、古典ミステリ映画となっています。

 

ネタバレしないように感想を書くのが、難しいのですが、家族達の思惑というのが、かなり自己都合的な部分があって、そこがくすりとしてしまいます。

重厚なミステリというより、軽妙で楽しいミステリといった感じでしょうか。

親族達が皆濃いのが、見ていて楽しい。

アガサ・クリスティやポワロを彷彿とさせる古き良きミステリ具合。

ストーリーとして楽しめるのは、もちろんなのですが、配役もすごく楽しかった。

紳士探偵役を、007シリーズのダニエル・クレイグが務めているのが、堪らなかったです。

007シリーズでは、あれだけド派手なアクションを繰り広げ、時に冷徹に人を殺めているダニエル・クレイグが、この作品では、何処となく垢抜けないおじさん探偵になっているという、このギャップが最高でした。

はたまた、マーベルシリーズで、アメリカを、世界を悪から守るために闘うキャプテン・アメリカを演じる、

クリス・エヴァンスが「○食らえ」を連発するろくでなしな孫を演じているというこのギャップ。

そして、驚きなのが、スターウォーズシリーズで、老賢者マスター・ヨーダの声を演じているフランク・オズが、俳優として、出演してきます。個人的には、かなりのサプライズ、思わずニヤニヤしてしまいました。

 

既に続編が製作決定になっている『ナイブズ・アウト』

紳士探偵ブノワ・ブランの活躍を是非楽しんでいただきたいです。

 

 

『Cats』

こんにちは、こうすけです。

しばらく晴れ間が続きそうですね。

 

さて、昨日はミュージカル映画『Cats』を見てきました。

個人的にはすごく楽しかったです。

 

どうも余りいい評価を受けていない様なのですが、この際、それは置いておきます笑

 

『Cats』は、元々、イギリスの文学者T.S.エリオットが作った子供向けの詩集。

それをもとに、アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲を手掛けたミュージカル作品です。

様々な個性豊かな猫たちが、都会のごみ捨て場を舞台に、踊りと歌を繰り広げ、新しい生を受ける唯一の猫を決める。

そんなストーリーです。

 

色々な特徴を持った猫達が、それぞれの個性に合わせた歌や踊りを繰り広げるので、見ていてとにかく楽しい作品。

ストーリーを追うというよりも、それぞれのキャラクターやそれにまつわる歌を楽しむという方が強いかもしれません。

 

そして、今回はその映画版。

俳優陣が豪華だったり、歌手や現役のバレエダンサーを起用していたり、見所は満載です。

使用される楽曲は、新たに付け加えられた物以外は、舞台版と一緒(もちろん、使われていないシーンもありますが)。

オリジナルのCats好きとしては、嬉しいところです。

それを映画ならではの映像を使った表現で見れるのが、また楽しい。曲調も様々なアレンジが効いているので、オリジナルと違った楽しみ方も出来ました。

 

何より、歌と踊りが見ていて本当に楽しいんです。

これは、もちろんオリジナルが素晴らしいというのもあるのですが、舞台上では見ている側の想像力で補っていた部分を表現されているというのが、新鮮で、ああ、こんな風に見ることも出来るんだという驚きがありました。

 

キャストの中に、歌手や、ロイヤルバレエ団のトップダンサーを起用しているので、歌声やダンスも本当に素晴らしかったです。

舞台と違って、カメラワークで、細かい部分も見ることが出来るのですが、そこで目に入ってくるのが、ダンサーの足先の美しさだったりします。

地面からそっと離れる爪先の、動きや離れる時間など、そういった部分まで見ることが出来るのも、映画ならでは。

 

僕にとって『Cats』は、とても思い出深い作品です。

初めてイギリスに家族で行って、そこで初めて見た本場のミュージカルでした。

当時小学生で、英語は全然分からず、果たして楽しめるのか、不安でいっぱいだったのですが、そんな不安が一瞬にしてどこかへ行ってしまうくらい、楽しく、引き込まれました。

余りにはまりすぎて、原作のT.S.エリオットの詩集を買ったり、英語の詩集を読んでみようとしたこともあります笑。

 

僕にとっては、家族の思い出でもあり、子供の頃の思い出の作品。

それがスクリーン上で、新たな作品として上映されると、いろいろな思い出が蘇って、更に映画を楽しむことができました。

『ジョジョ・ラビット』

こんにちは、こうすけです。

 

昨日の今日で、早速ですが、映画を見てきました。

『ジョジョ・ラビット』

舞台は、第2次大戦下のドイツ。

心優しくも、ナチスに傾倒する10歳児、ジョジョ少年と、彼の母ロージーや友人、そして突如として出会ったユダヤ人の少女、エルサとの交流を描いた心温まる物語。

 

あらすじをざっくり書くと、こんな感じなのですが、とにかく設定が面白くて、ナチスが台頭していたドイツを描いたとは、思えないくらい、笑える、でもしっかりとその事実に向き合った作品でした。

この作品、一番ユニークな設定は、主人公のジョジョにはイマジナリー・フレンド(空想上の友人)がいるのですが、それがまさかの

アドルフ・ヒトラー!!

ジョジョ少年は、ナチスに心酔してはいるものの、とにかく臆病。

友達もほとんどいません。

タイトルのジョジョ・ラビットというのも、臆病故に付けられた彼のあだ名。

そんな彼を勇気づけ、時に叱咤激励するのが、

アドルフ・ヒトラー!!

この余りにユニークなイマジナリー・フレンドがこの作品のキーでもあるんですが、このヒトラーが、まあ、笑える。

ヒトラーを、こんなに笑い者にしているというだけでも、ナチスへの皮肉が効いています。

 

そして、このジョジョ少年がチャーミング。

ナチスに心酔してしまっているのは、この時代ゆえなんでしょうが、とにかく心優しくて、ちょっと間が抜けている笑。

父親が戦地に行ってしまっている分、母のロージーとの関係も凄く愛らしいです。

この母親のロージーもとても魅力的な人物。

ナチス信奉者のジョジョとは対照的な立場にいる彼女ですが、決してジョジョのことを否定はしません。

いつも明るく見守っています。その眼差しが、とても優しい。

彼女の優しさ、そして立場から、ジョジョは、驚きの出来事に巻き込まれていきます。

ユダヤ人の少女エルサが、自分の家の片隅に隠れて住んでいたのです。

匿っていたのは、もちろんロージー。

ジョジョにとっては、とんでもない大事件です。

彼は、所属する青少年集団ヒトラーユーゲント(ナチス少年団)で、ユダヤ人を恐ろしい怪物のように教わってきていました。

もう、家の中に怪物がいるような恐ろしさ。

臆病な彼が、何とかエルサを追い出そうとする様、そして徐々に交流を測ろうとしていく様子は、とてもコミカルですが、同時にすごく愛らしい。

当初エルサを追い出そうとするあたりでのヒトラーとの絡みは、思わず声を出して笑ってしまいました。

 

しかし、ユダヤ人を匿うというのは、当時のドイツでは勿論、重罪です。

それゆえに起こってしまう悲しい出来事には、思わず涙が流れました。

そこはやはり、歴史的事実を踏まえているだけあり、重く受け止めるべき瞬間でした。

 

次第に、ジョジョのエルサへの感情、ナチ、ヒトラーへの心酔度、戦争に対する思いが変化していきます。

特にエルサへの気持ちの変化は、暖かな気持ちになります。

 

ラストシーンも、ほっこりとした明日への希望につながるもの。

すごく素敵な終わりを迎えます。

 

反戦映画というと、映画全体的に、重い色彩で、終始暗い気持ちになることが多い印象ですが、この映画は、色彩も豊で、テーマとしては、重く見るべきことも、暗い気持ちにならずに、考えることができます。

周りのキャラクターが魅力的なのも、重要なポイントだと思います。

ジョジョの数少ない友人、ヨーキー少年は、10歳とは思えない、貫禄と落ち着き。どこか達観している感じもあるのですが、ふっくらした容姿と丸メガネが可愛らしい。

ジョジョが所属するヒトラーユーゲントの指揮官、キャプテンK。

彼はナチの兵士でありながらも、憎めない人物として描かれています。

 

もう、本当に、みんなキュート!!!

 

そして台詞の一つ一つがグッときます。

ちょっとした台詞が後ほど効いてきたり、心に刺さります。

 

これだけの作品に仕上げている監督が、本当にすごいと思います。

この作品を手掛けたのは、ニュージーランド出身のタイカ・ワイティティ監督。

 

僕は、この監督が大好きなのですが、その魅力を語ると、更に長くなりそうなので、今日はここまでにしておきます笑。

 

これが、僕にとっては、今年の映画初めの1本。

良い幕開けになりました!