『ナイブズ・アウト』 | Letre et le neant
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『ナイブズ・アウト』

こんばんは、こうすけです。

 

今日は、ずっと前から公開を楽しみにしていた『ナイブズ・アウト』という映画を見てきました。

 

匿名の人物から依頼を受けた、紳士探偵ブノワ・ブランが、大物推理小説家の自殺事件に挑みます。

容疑者は、推理小説家の親族全員、果たして、本当に自殺なのか、それとも他殺なのか、他殺ならば、その動機は?

親族達の様々な思いが巡る、古典ミステリ映画となっています。

 

ネタバレしないように感想を書くのが、難しいのですが、家族達の思惑というのが、かなり自己都合的な部分があって、そこがくすりとしてしまいます。

重厚なミステリというより、軽妙で楽しいミステリといった感じでしょうか。

親族達が皆濃いのが、見ていて楽しい。

アガサ・クリスティやポワロを彷彿とさせる古き良きミステリ具合。

ストーリーとして楽しめるのは、もちろんなのですが、配役もすごく楽しかった。

紳士探偵役を、007シリーズのダニエル・クレイグが務めているのが、堪らなかったです。

007シリーズでは、あれだけド派手なアクションを繰り広げ、時に冷徹に人を殺めているダニエル・クレイグが、この作品では、何処となく垢抜けないおじさん探偵になっているという、このギャップが最高でした。

はたまた、マーベルシリーズで、アメリカを、世界を悪から守るために闘うキャプテン・アメリカを演じる、

クリス・エヴァンスが「○食らえ」を連発するろくでなしな孫を演じているというこのギャップ。

そして、驚きなのが、スターウォーズシリーズで、老賢者マスター・ヨーダの声を演じているフランク・オズが、俳優として、出演してきます。個人的には、かなりのサプライズ、思わずニヤニヤしてしまいました。

 

既に続編が製作決定になっている『ナイブズ・アウト』

紳士探偵ブノワ・ブランの活躍を是非楽しんでいただきたいです。