ゲランドの塩について、何度かに分けてお話をしていきます。
そもそも「ゲランド」って何? と言うところから。
ずばり、場所の名前。↓ここです。
ブルターニュ半島という、それはそれは美しい自然に囲まれた半島にゲランドはあります。
三方向を海に囲まれるだけではなく、湿地帯や、伝説息づく森があったり、見所も満載。
さて、このゲランド。
ブルトン語ではGwenrann。
『白い土地』を意味します。
塩田が密集する地域だけありますね!
北は川、東は湿地、西は海、南は砂浜に囲まれた、まさに自然の宝庫。
ゲランドの塩田やその周辺地域は、ラムサール条約で保護された地域でもあるので、たくさんの水鳥も飛び交っています。
この水鳥たちの鳴き声が響きわたると、海風とも相まって、夏が来たなぁというワクワクした気分になります。
妙に甲高い、そして味のある声で鳴く水鳥たちです。
突然その鳴き声が響きわたると、割とびっくりします(笑)
夏の気温は高いのですが、湿気が少なく、カラッとした空気で、とても心地が良いです。
冬になると、ガクンと気温が落ち、雨の日が多くなります。
この気候が、また塩づくりの大切な要素のひとつでもあるんです。
塩づくりの詳しい話は、またの機会に!
日々の暮らしを
「おいしく、たのしく、すこやかに」
を目指して、これからアクアメールで輸入している商品を使ったレシピをご紹介していきます。
こちらのページにも書いていますが、僕は薬膳料理の考え方が好きです。
普段の食事を美味しく取りながら、健やかな体づくりを意識できるのが、とても優しいなと感じているからです。
その優しさが、僕達の商品選びの基準にも沿っている気がします。
食材の持つ性質を組み合わせながら、レシピを考えたら、美味しさを求めて作るだけのレシピとは、また違った組み合わせが出来上がって面白いかもしれない。
そんな思いで、薬膳の考え方をベースに、レシピ作りをしていきます。
さて、その第一号。
どの食材について、書こうか、色々と迷ったのですが、まずは日本人らしく、そして塩とも相性の良い
お米
で書きたいと思います。
お米は、日本人にとっては主食なので、そのまま食べるのはもちろん、炊き込んだり、炒めたり、煮込んだり、色々な楽しみ方が出来ますね。
今回は、一番シンプルに炊きます。
ただ、そのままお米を炊くだけでは、レシピでも何でもないので、少しだけアクセントを加えたいと思います。
それは、
塩とオイルを加える
です。
・ゲランドの塩(あら塩):3g
・NYONSオリーブオイル:大さじ1
・米:3合
・水:600ml
(米の量と水の量を大体同量にしておくと、美味しく炊けます)
よく研いだお米にお水をはり、20分つけておきます。
その時に、あら塩と、オリーブオイルを加えておきます。
我が家では、土鍋でお米を炊くのですが、炊飯器でももちろん大丈夫です(最近の炊飯器は、性能がすごいそうですね)
土鍋(3合炊き)で炊く場合ですが、手順は次の通りでやっています。
1.白米 3合を水で研いでから、600mlの水に20分つける。
2.中強火で10分炊き、20分蒸らす。
土鍋によって異なると思いますので、参考程度ですが。
そして炊き上がりが、こちら。
ほんのりとした塩っ気とオリーブオイルのまろやかな風味が、お米の美味しさを引き立ててくれています。
お米の甘みを堪能できる炊き上がり。
これは、おにぎりにしたくなりますね。
さて、それではここで薬膳の目線でお米のお話を。
お米の性質は、
食味は、甘味
食性は、平性
対応する臓器は、脾・胃。
作用としては、
消化機能を正常にし、胃の機能を回復させたり、元気をつけてくれます。
また、イライラや喉の渇きを抑えてもくれます。
疲れた時は、お米を食べて、元気をつけるといいですね。
とはいえ、食べ過ぎは、肥満の元なので、気をつけてくださいね。