こんにちは、こうすけです。
しばらく晴れ間が続きそうですね。
さて、昨日はミュージカル映画『Cats』を見てきました。
個人的にはすごく楽しかったです。
どうも余りいい評価を受けていない様なのですが、この際、それは置いておきます笑
『Cats』は、元々、イギリスの文学者T.S.エリオットが作った子供向けの詩集。
それをもとに、アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲を手掛けたミュージカル作品です。
様々な個性豊かな猫たちが、都会のごみ捨て場を舞台に、踊りと歌を繰り広げ、新しい生を受ける唯一の猫を決める。
そんなストーリーです。
色々な特徴を持った猫達が、それぞれの個性に合わせた歌や踊りを繰り広げるので、見ていてとにかく楽しい作品。
ストーリーを追うというよりも、それぞれのキャラクターやそれにまつわる歌を楽しむという方が強いかもしれません。
そして、今回はその映画版。
俳優陣が豪華だったり、歌手や現役のバレエダンサーを起用していたり、見所は満載です。
使用される楽曲は、新たに付け加えられた物以外は、舞台版と一緒(もちろん、使われていないシーンもありますが)。
オリジナルのCats好きとしては、嬉しいところです。
それを映画ならではの映像を使った表現で見れるのが、また楽しい。曲調も様々なアレンジが効いているので、オリジナルと違った楽しみ方も出来ました。
何より、歌と踊りが見ていて本当に楽しいんです。
これは、もちろんオリジナルが素晴らしいというのもあるのですが、舞台上では見ている側の想像力で補っていた部分を表現されているというのが、新鮮で、ああ、こんな風に見ることも出来るんだという驚きがありました。
キャストの中に、歌手や、ロイヤルバレエ団のトップダンサーを起用しているので、歌声やダンスも本当に素晴らしかったです。
舞台と違って、カメラワークで、細かい部分も見ることが出来るのですが、そこで目に入ってくるのが、ダンサーの足先の美しさだったりします。
地面からそっと離れる爪先の、動きや離れる時間など、そういった部分まで見ることが出来るのも、映画ならでは。
僕にとって『Cats』は、とても思い出深い作品です。
初めてイギリスに家族で行って、そこで初めて見た本場のミュージカルでした。
当時小学生で、英語は全然分からず、果たして楽しめるのか、不安でいっぱいだったのですが、そんな不安が一瞬にしてどこかへ行ってしまうくらい、楽しく、引き込まれました。
余りにはまりすぎて、原作のT.S.エリオットの詩集を買ったり、英語の詩集を読んでみようとしたこともあります笑。
僕にとっては、家族の思い出でもあり、子供の頃の思い出の作品。
それがスクリーン上で、新たな作品として上映されると、いろいろな思い出が蘇って、更に映画を楽しむことができました。