こんばんは、こうすけです。
年明けから気づけば1週間。
関東でも明日は雪などと言われるほどに、寒さが増しますね。
今回の年末年始は、比較的お休みの日が多く、随分とだらだらと過ごしてしまいました。
そして、気づけば食べ過ぎ……寒い朝は、温かいお雑煮が染みました。
お餅、ついつい食べてしまうんですよね。
お餅は、食べると元気の出る食材ですが、やはり、食べ過ぎは、消化に良くない。
結果的に胃腸に負担がかかってしまいます。
ということで、今日は、年末年始の休みを経て、胃腸を使いすぎた方に送る薬膳テロワールレシピです。
『じゃがいものポタージュ』
じゃがいもは、胃腸の調子を調え、気を補い、消化機能を高めてるのに役立ちます。
そこに、寒さを散らし、体を温めて気を巡らせるねぎ、胃腸の働きを高め、体を温める生姜を加えます。
この寒い日々を乗り越えるのにもってこいです。
【必要な材料(2人分)】
じゃがいも…1個
太ねぎ…1/4本
生姜…1/2片
かつお節…8g
水…250ml
豆乳…50ml
あら塩…適量
オリーブオイル…適量
胡椒…お好みで
まず、ポタージュのベースに使う出汁を取ります。
今回は、旨味を引き出しつつも、優しい味わいにしたいので、かつお出汁で、あっさり和風に。
美味しくかつお出汁を取るコツは、
1.鍋に水を入れて沸騰させる。
2.火を消して、鰹節をお湯に一気に入れる。
3.かつお節が鍋の底に沈むまで、1〜2分放置。
4.ザルに布巾か濡らしたクッキングシートを敷いて、こす。
です。
お湯を沸かしている間に、ねぎの下準備をしておくと、効率的です。
ネギの白い部分は、細く斜め切りにしておきます。
青い部分は、直接は使わないのですが、せっかくなので、先ほどのかつお出汁で、煮込んでしまって、旨味をいただきます。
かつお出汁を取っただけで、すでにいい香りがします。
では次に、野菜を調理していきます。
下準備をしましょう。
ねぎは、先ほどの斜め切りを使います。
生姜は、みじん切り。
じゃがいもは半分に切ったものを薄くスライスして、水に浸けておきます(少し軽く仕上げたいので、水に浸けて、でんぷんを取ってしまいます)。
鍋にオリーブオイル(分量外)を入れて、そこに生姜のみじん切りを加えて、ごく弱火で炒めます。
生姜の香りがふわっと立ったら、ねぎを加えます。
ここで大事なのが、ねぎを入れたらすぐに塩(顆粒:分量外)をひとつまみ、加えること。
こうしてから炒めることで、ねぎから水分が出てきて、旨味がぐっと増すんです。
引き続きごく弱火で、じっくり丁寧に炒めます。
この時、基本的にねぎは放置。たまに焦げ付かないようにかき混ぜる程度。
次第にねぎがしんなりとしてきます。
全体的にしんなりしてきたら、先ほど水に浸けておいたじゃがいもを加えます。
ねぎが焦げないように注意しつつ、じゃがいもがほっくりするまで炒めます(うっすら焦げ目がつくくらいに炒めると、香ばしく仕上がります)。
そして、ここで先ほどの出汁を加えます。
もう、この時点で、すでに美味しい。
炒めたねぎとじゃがいもの旨味が出汁に染み込んでいきます。
出汁を加えたら、沸騰させないように気をつけて、じゃがいもがしっかり柔らかくなるまで、煮込みます。
じゃがいもが柔らかくなったら、出汁ごとミキサーにかけます。
これで、しっかりポタージュ状になりました。
ザルで漉しながら、鍋に戻します。
いい具合にとろっとしたポタージュになってくれました。
最後に豆乳を加えて、全体をさらっとさせます。
豆乳を加えたら、あら塩を入れて、味を整えたら、完成です。
あら塩は、粒が大きいので、こういったスープや煮込みの味付けにもってこいです。
じっくりと旨味が溶けていきます。
お好みで、胡椒をふったり、オリーブオイルを加えても美味しいです。
全体を伸ばすために使った豆乳は、元気をつけるのを助けてくれます。
体に必要な水分を補ってくれるので、このポタージュ、飲み過ぎの翌日にもオススメです。