皆さんは、
薬膳
という言葉を耳にしたことがありますか?
最近は、食べることと健康の関係が、どんどん重要になっている気がします。
マクロビ、スーパーフードなどなど、健康面を意識した食が注目されていますね。
そういった「食と健康」というジャンルの中で、興味を引いたのが、薬膳でした。
薬膳とは、簡単にいうと、
中国伝統医学(中医学)の考え方に基づき、食材に効能を見出し、食材同士を組み合わせて、体の調子を整える食事
です。
僕は、食べることも、料理をすることもどちらも大好きです。
食材同士を組み合わせることで、色んな味を生み出せるのが、何とも楽しい、まるで日常的な芸術のような魅力を感じていました。
そんな時に出会ったのが、薬膳です。
それまで、美味しさや見た目の楽しさを目指していたところに、更に、体の調子まで整える手助けをしてくれるとは、何て面白いんだろう、まるで生活に根ざした魔法のようと、一気に虜になりました。
薬膳では、中医学における、体や自然、感情、物質などの関係性をもとに、食材が持つ性質を組み合わせて、人それぞれの体質に合った料理を組み立てていきます。
理論を細かく書いていくと、難しいと感じることもあるかもしれません。
とてもシンプルに考えると、薬膳というのは、
食べる人のことを想った料理なのではないかなと、
僕は感じています。
人に寄り添う、とても優しい調理法
それが薬膳の魅力だと思います。
そんな魅力を伝えられるように、これからコツコツと、薬膳のお話をしていきます。